製品のご紹介

アジカはジョージアとアブハジア(ジョージア西端の地域)の香り豊かでスパイシーな調味料です。
アブハジアの人達はこの調味料を「アピルピル・ジカ」または「アドジクツァツァ」という言葉で呼びます。
「アピルピル・ジカ」は「コショウ塩」という意味で、「アドジクツァツァ」（aџykƵƙaƵƵƙa）は「地面に何かを入れた塩」という意味です。
他の国や地域では単に”アジカ”と呼ばれています。
トマト、ピーマン、ガーリック、唐辛子をベースにした表情豊かで自然な味わいを持った、とてもジューシーでスパイシーな食欲をそそる調味料です。伝統的な製造方法では、赤唐辛子、ニンニク、塩、スパイスだけで作ります。

アジカについて

アジカには多くのバージョンがありますが、その発祥はカフカス山脈の羊飼いの工夫によるものです。
春になると、彼らは羊を放牧するため山に行きますが、餌に塩とコショウを混ぜたものを与えたところ、塩が羊の喉を渇かし、より多く飲んだり食べたりしたため、速く体重が増えたのです。
コショウは他の羊飼いが塩を盗まないように、混合物として加えられました（当時、塩は非常に貴重でした）。
この塩とコショウを混ぜたものが、やがて調味料として使用され、それにスパイスやハーブを加えられ、アジカが誕生したのです。

かつてカフカスの羊飼いが作ったアジカは、時代とともに洗練され、今ではその美味しさから中央アジアや東ヨーロッパで、様々なバリエーションを持つソースとなっています。